これは盲点だったと気が付いたこと
キッチンに割合大き目の柱時計をかけて使っています。
時間になるとボーンボーンと軽く響きのいい音が鳴るのでお気に入りのものなのです。
美しい凝った装飾があるとかいうタイプではなく、ごくあっさりとした飾り気のないものです。
一目で時間がはっきりとわかるし、忙しいときなどに特に重宝しているものです。
カーテンの洗濯をしようと思い、キッチンの窓から外そうとして天井近くの壁に手が触れました。
うわ、べたべたしているとびっくりしました。
すごく汚れているようにはみえませんが、やっぱりキッチンは調理のときあがる湯気などでホコリが壁につきやすいようです。
揚げ物などをしたらやっぱり細かい油の粒子が空気中に舞ってそれがくっつくということもあるのかもしれません。
カーテンは洗濯機にまかせてキッチンの壁全体を急きょ「雑巾がけ」することにしました。
洗剤をお湯に溶かして力を入れて拭きます。
手の届かないところはモップを使いました。
その時に、「ずっと壁にかかっている時計も汚れているに違いない」と思いついたのです。
時計の文字盤は下から見上げている限りではとくに曇っているようにもシミがついているようにも見えません。
でも壁から外してテーブルに置き、改めて眺めてみるとやっぱり心なしか文字盤のガラスが曇って見えます。
実際に吹いてみると、雑巾が黒く汚れました。
そりゃあそうだよな、我が家に来て以来ずっと壁にかかったままの時計です。
毎月1回、ネジを巻く必用があるのでそのときにざっと科学雑巾でホコリを払うことはするもののきちんとした掃除をすることはありませんでした。
毎日規則正しく働いてくれているうえに、手巻きのネジ巻きというにも関わらず大きな誤差がない優秀な時計です。
なんだか申し訳なくて丁寧に磨きました。
幸いなことにウェットティッシュタイプで思いついたらさっと取りだして気軽にきちんと掃除ができるアイテムはたくさんあります。
おかげでめんどくさがりの私でもズボラしすぎないですむのです。
壁にかけてある時計を毎日取り外して掃除して・時間を合わせなおして・壁にもどすという作業は毎日の日課としてちょっと現実的ではありません。
でもせめて1週間に1回は気軽なお掃除アイテムを使って掃除し、1か月に1回はきちんと掃除をする必要があるなと思ったのでした。
この他にも気づいた部分があります。
冷蔵庫の下も毎日掃除をする場所ではありませんが、ホコリがたまりやすい場所です。
ついでにここも掃除したのは言うまでもありません。
自分がもともとズボラだけに、お掃除をきれいにしている人のブログなどを参考にさせてもらうことは多いのですが、実行するまではいかないものです。
「いいアイデアだなあ」と思ったものの中で唯一実践できているのが「ちょこっと掃除」なのです。
手近に簡単なお掃除アイテムを用意しておいて気が付いた場所を気が付いたときに小まめに掃除することで大掛かりな掃除をしなくてもキレイが保てるというアイデアです。
これはいいと思って以来、実行しているのですが柱時計まではさすがに気が付きませんでした。
もちろんお掃除の得意な人から見れば、私の掃除なんてまだまだ見落としがたくさんあるだろうと思います。
でも気が付いたら「後でやろう」ではなくて「ちょっとやろうか」と考えることで少しでもマシになるといいなと思っているのです。
丁寧に磨いた時計はピカピカになって、なんだかすっきりさっぱりとして嬉しそうに見えたりもするのです。
見上げているこちらまでなんとなく嬉しくなってしまいました。
たまにはいつも気にしていない部分も注意してみるものだとかんじたのです。
お気に入りの時計が思いがけないことを教えてくれることになりました。