木製パレットのメリットとデメリットとは?

2017年03月13日

物流業務でよく使用されるパレット。最近は樹脂性のものに移り変わる傾向にありますが、木製のパレットもまだまだ使用されています
木製のパレットのメリットの一つは、補修をしながら使う事ができるという点です。
フォークリフトで木製パレットを壊してしまった場合も、破損部分をノコギリ等で切り取り、その部分へ新しい木材を釘で打ち付けて再利用している会社もあります。

それに比べて樹脂性パレットは一度破損してしまうと補修ができません。
樹脂性パレットを破損したまま使用していると、思わぬ事故につながってしまう事もあります。
もう一つの木製パレットのメリットとして、コストが比較的安価であるという点です。
自社独自の樹脂性パレット作成する場合には、金型等の初期コストがかかりますが、木製の場合は形が自在(必要な大きさで切り揃えるだけ)なので比較的低コストになります。
廃棄する場合も木製パレットのようにバラしたり、普通に燃やしたりすことができないので、樹脂性パレットは廃棄コストもかかってしまいます。

次の木製パレットのメリットとして、摩擦が強いという点が挙げられます。
これは物流作業をしていた人の経験上での話になりますが、床が多少濡れている場所でもかなり滑りにくいそうです。
また走行する大型トラックの荷台で一晩中揺れていても、樹脂性に比べてパレットの移動(ズレ)が少ないようです。
ここまで、木製パレットの利点を紹介してきましたが、デメリットもあります。

例えば、耐久性です。
外部保管の場合は雨に濡れて変形したり、腐ってしまったりする事があります。
この場合は屋根下に移動したり、シートを被せたりする対策が必要になって来ます。
さて、以上のように木製にしても樹脂性にしても、利点と欠点があります。
日本では樹脂性パレットが比較的多く使われているようですが、海外では木製パレットが主流の地域もあるようです。
やはりパレットは使う環境等に応じて選択していくべきなのだと考えます。

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